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婦人科診察・子宮がん検診

婦人科診察・子宮がん検診

子宮がん検診の項目をご覧になりたい方はこちら

婦人科診察

ハピネスではさまざまな女性の病気や症状に対して、経験豊富な医師が、あなたに合った治療を提案していきます。

生理痛がひどい
生理の量が多い

生理周期が不順 不正出血がある

おりものが気になる
陰部がかゆい

生理前の体調が悪い 更年期症状がある

生理をずらしたい
(生理コントロール)

避妊相談
(ピル・避妊リング)

アフターピル
(緊急避妊ピル)

 

生理痛がひどい・生理の量が多い

生理痛がひどく、学校や仕事を休みがちだったり、生理の量が多く、夜用ナプキンがすぐいっぱいになる、、、。
ひょっとすると何か病気が隠れているかもしれません。
問診して診察が必要な方、希望する方にはエコーで下記の病気がないか確認します。(当院は無理に内診はしませんのでご安心下さい)

子宮筋腫 子宮内膜症 子宮腺筋症

子宮の壁や外側(漿膜下)や内側(粘膜下)にできる良性の腫瘍です。
場所によっては過多月経を起こします。

本来子宮内膜にある細胞が子宮内膜以外に発生し、生理の時に出血し、痛みや癒着を引き起こします。

子宮内膜にある細胞が主に子宮の壁の中(筋層内)にできます。痛みや過多月経を起こします。

治療方法

★鎮痛薬・漢方薬
 生理痛がひどい時だけ内服することができ、治療し始めやすい事が特徴です。
 利点:痛い時だけ内服する事ができる。
 欠点:痛みを抑えられない事がある。過多月経には効果なし

★低用量ピル(超低用量ピル)
 1日1錠内服します。排卵を抑える事で子宮内膜を薄くし、生理量を減らし、痛みも軽減させます。
 利点:痛みがだいぶ軽減し、生理量が減る。
 欠点:ほぼ毎日内服しなければならない。喫煙者(1日15本以上)や高血圧の人は使用できない。

★黄体ホルモン製剤
 1日2回内服します。子宮内膜を薄くする効果があり、低用量ピルと同じかそれ以上の効果が期待できます。
 利点:喫煙者や血圧が高い人でも内服できる。
 欠点:飲み始めの3〜6ヶ月にごく少量の不正出血が起こることがある。

★子宮内黄体ホルモン放出システム(IUS:ミレーナ)
 子宮内に挿入するリングです。黄体ホルモンが塗ってあり、内服しなくても済み、最長5年間挿入できます。
 利点:内服しなくて済む。
 欠点:お産していない人や子宮に病気のある人には挿入が困難

★GnRHアナログ製剤
 一時的に生理を止める方法です。注射、点鼻薬、内服薬などがあります。約6ヶ月の期間限定で使用します。
 利点:生理が止まり、症状が劇的に改善する。
 欠点:6ヶ月しか使えない。一時的に更年期症状が出ることがある。

その他手術等の方法もあり、必要時は連携医療施設に紹介しております。

 

生理周期が不順

一般的に正常な生理周期はおおよそ25〜38日周期と言われています。
生理不順は体調不良をもたらしたり、将来的に不妊症につながります。
さまざまな治療がありますので、患者様にあわせて提案していきます。

漢方療法 ホルモン療法 低用量ピル

生理不順に適応のある漢方はとても多くあります。それぞれの体調にあわせて内服を提案します。
(漢方は保険適応があります)

生理不順を繰り返す人におすすめのホルモン療法です(カウフマン療法)。ホルモン量はとても少なく、副作用の頻度も少ないです。

★カウフマン療法
本来分泌される時期に合わせてホルモン剤を内服する方法です。
月経5日目からエストロゲン製剤を21日間内服。
月経16日目からプロゲステロン製剤を10日間内服。

なかなか生理不順が治らない場合は、低用量ピルを内服し、定期的に生理を来させることもできます。排卵を休ませて、ホルモンバランスの崩れを抑えられます。

 

不正出血がある

不正出血の原因には、ホルモンバランスの崩れ、子宮や卵巣の病気(ポリープや子宮頚がん、体がん、卵巣がんなど)など様々な原因が考えられます。
必要に応じてエコー検査や子宮がん検診(細胞診)を行います。

 

おりものが気になる・陰部がかゆい

かゆみの原因は人それぞれ。おりものが気になる場合はおりものの状態を確認します。

細菌性腟炎

細菌(いわゆる雑菌)が原因となり、発生します。
黄色や黄緑色のおりものがある場合に疑います。

カンジダ腟炎

カンジダ(カビの一種)はもともと皮膚の表面や腟内にいる真菌の一種です。
免疫力が低下したり、抗生剤を内服すると、増殖して様々な症状を示します。
白いカスやヨーグルト状のおりものがあると疑います。
かゆみとしてはヒリヒリ痛痒いのが特徴です。

その他性病
(クラミジア、淋病、トリコモナス)

水っぽいおりものや繰り返すおりものの時に疑います。
ただし無症状のこともあり、気になる場合は相談下さい。

毎月おりものが多い、カンジダを繰り返す方へ・・・
外陰部や腟内はとてもデリケートです。
普段使っているようなアルカリ性石鹸ではかえって細菌バランスを崩してしまいます。

 

コラージュフルフル泡石鹸
細菌やカビを抑える成分の入った特別な石鹸です。受付でご案内しております。

 

生理前の体調が悪い

生理前にイライラする、気分が落ち込む、肌荒れがひどい、胸が張る、便秘になる、吐き気がする、めまいがする、、、
でも生理が来ると症状が治まる。
それ、月経前症候群(PMS:Premenstrual Syndrome)かもしれません。
当院では漢方薬や低用量ピルなど様々な治療法を提案しています。

 

更年期症状がある

40代半ばに入って、生理が不順になる、イライラしたり、落ち込んだり、顔がほてったり、とにかく汗をかく、めまいや耳鳴りもひどい。
これらは年齢に伴うホルモン分泌の揺らぎが起こっているのが原因かもしれません。
当院ではまず漢方薬による治療をお勧めしています。
(詳細は漢方外来へ)
ですがそれでも改善しない場合は、ホルモン補充療法やホルモン注射などもございますので、お気軽に相談下さい。

 

生理をずらしたい(生理コントロール)

大事な予定があるときに生理が重なりそう・・・旅行や受験など人それぞれです。
でも大丈夫!生理をずらす方法があります。
中容量ピル(プラノバール)でほぼ確実に生理をずらすことができます。
(初潮が来て1年以上経っていれば中学生でも大丈夫です。)

生理を遅らせたい場合

生理コントロールは生理を遅らせる方が確実と言われています。
遅らせる場合、生理予定日より5日以上前にお越しください。

生理を早めたい場合

生理予定日を1週間ほどなら早めることができます。
その場合、避けたい生理の前の生理中(生理始まって5日以内)にお越しください。
避けたい期間に内服したくない人、避けたい期間に結婚式などの予定がある人(生理後が肌の調子が一番よいです)がお勧めです。

その他

生理痛がひどい人、生理量が多い人は低用量ピルの内服をお勧めします。
おおよそ避けたい日より3ヶ月以上前から低用量ピルを開始します。
低用量ピル内服していれば、今後の生理日はだいたい推定できるので、調整も可能です。
また以前に中容量ピルで副作用(吐き気など)が出た方もお勧めしますので、希望する方は医師に”低用量ピル希望”とお伝えください。

 

避妊相談(ピル・避妊リング)

各種様々な避妊相談に応じています。
避妊方法としては、低用量ピルが一番確実ですが、避妊リングも適切に使用すれば、確実性は高いです。
コンドームにおいては、性病予防においては、装着することは大事ですが、破れたり、外れたりするリスクがあります。

★低用量ピル
排卵を抑える作用があり、かなり確実な避妊効果があります。
はじめて内服する時は月経5日以内にスタートします。
1日1錠同じ時間帯に内服することで、飲み忘れがなければ99.7%避妊効果があります。
ただし1日15本以上喫煙する人や肥満の人などは低用量ピルは使用できません。
3相性ピル(アンジュ、トリキュラー、ラベルフィーユなど)と1相性ピル(ファボワール、マーベロンなど)があり、状況にあわせて使用します。

★避妊リング(FD-1)
子宮内に受精卵が着床しないように、リングを挿入する方法です。
一度装着すると5年間維持可能です。
(挿入希望される方は生理開始して7〜10日後に挿入します。1週間前に予約となりますので、生理始まったら診療時間内に電話で予約して下さい)
以下のような人が適応となります。
(経腟分娩のある人、授乳中の人、長期間避妊する人、ピルの内服ができない人、ゴムアレルギーのある人、中高年齢期の人)

 

アフターピル(緊急避妊ピル)

避妊に失敗した(コンドームが破れた、外れた)、避妊していなかった、避妊できたか心配(腟外射精、射精直前までコンドームしていなかったなどなど。
予期せぬ妊娠を可能な限り防ぐ方法、、それがアフターピル(緊急避妊ピル)です。
性交渉から72時間以内の制限があります。(24時間以内の服用で95%の妊娠阻止率があります。
診療時間内に早めにお越しください。(診療時間外は受付不在のため処方できません)

 

人工妊娠中絶術

万が一妊娠してしまった場合、当院では日帰りでの人工妊娠中絶術を行っております。
まずはエコーで確認したあと、手術日を決めます。(手術した翌日から仕事することも可能です)
手術法は体に負担の少ない吸引法を採用しております。

 

子宮がん検診

現在子宮頚がんの患者数は年々増えてきており、年間約3,000人が死亡しております。
欧米と比較して日本人は子宮頚がん検診の受診率は低く、本来1〜2年毎に検診が必要と言われています。
日本では細胞診のみの検診が主流ですが、欧米ではHPV検査併用細胞診検査が主流です。
HPV検査を併用することで、ほぼ100%の感度(頚部異形成やがんの発見陽性率)があるため、併用検診をお勧めします。
また子宮内部や卵巣もチェックできる超音波検査もあわせてお勧めします。

 

★細胞診検査
一般的に言われている子宮頚がん検査のことを言います。
子宮頚部の細胞をブラシで擦り、チェックします。
(感度は80%ほどと確実ではないため、20%の見逃しが起こる可能性があります)

 

★HPV−DNA検査
子宮頚がんの原因と言われるHPV(ヒトパピローマウイルス)の有無をチェックする方法です。
リスクの高い13項目を検査します。
細胞診で異常なく、HPV検査も陰性なら2〜3年毎の細胞診検査で済みます。
(細胞診で異常なくとも、HPV検査が陽性なら1年毎の細胞診が必要です)

★超音波検査
細胞診検査のみでは、子宮の内部や卵巣の状態はほとんど分かりません。
そのため、”がん検診で問題なかったのに子宮筋腫になっていた、卵巣がんだった”などという可能性もゼロではありません。
集団検診では一般的に細胞診検査のみしか行われません。
当院では超音波検査も行うことができるので、是非受けるようにして下さい。

 

★子宮体がん検査
子宮内膜細胞診ともいいます。
不正出血が長く続いたり、超音波検査で疑わしい時に行います。
一般的に単独での感度は30%ほどと低いため、超音波検査も併用します。

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